日本海若狭湾を間近に望む舞鶴市。その一帯に広がる商圏20万人の食生活を支える京都府北部地方卸売市場。そこには鮮度の高い遠地物や地場産の野菜が数多く集荷され、競りによってその日の価格を決められて出荷されていきます。熱気にあふれる短時間のうちに決定されていく競りの価格は、そのまま台所に直結します。舞鶴合同青果株式会社はそうした公共性の高い仕事で地域社会に貢献しています。

舞鶴合同青果では、全国に先駆けたコンピュータシステム導入による業務の効率化に取り組みました。今日では多くの青果市場に導入されているこのシステムはその当時では全国初の試みで、幾度かのシステム改良の結果、現在の「競りの同時入力システム」に至りました。このシステムは競り場内から無線送受信機によりブース内のオペレータに即時情報を伝達し、「荷受け入力」及び「競り入力」を行うことにより、迅速で正確な伝票処理やミス防止に大きな威力を発揮しています。

舞鶴合同青果の基本的な役割は、安心安全でおいしい青果物を消費者の皆様に安定して提供する事です。それはどんな時代が訪れようと変わるものではありません。私たちは、そのためには生産者との関係を密接にし、一体となった体制を作ることが急務であると考え、より品質の良い青果物を適正な価格で消費者に提供できるよう、さらなる仕組みづくりを押し進めております。

［施設］
敷地面積：13,841m²（4,194坪）
卸売場面積：1,980m²